Catfight
Atlantean Interactive / Phantom Card, 1996

唐突な話で申し訳ないのだが、古の伝説によると、この宇宙は双子の女神の創造によるものだという。光の女神AURORAは創造の力を、闇の女神SHINMAは破壊の力をそれぞれ司っていた。この相反する力は長きに渡り、常に微妙な均衡を保っていたらしいのだが・・・世界を我がものにせんとするSHINMAの黒い欲望はむくむくと邪悪に膨れ上がり、ついにAURORAを葬り去ってしまう。あのクソ女の好き勝手にはさせない!ということで、史上最低のマニアック・ファイティングが始まった。


キャラクター選択画面 どんな女でも、力あらばこの宇宙全体を支配できるのだ。破壊神SHINMAを打ち倒し究極のパワーを手に入れるため、伝説に挑む10人の女戦士。
迫力まん点 SHINMAに一族を滅ぼされ、復讐に燃える宇宙くの一、CHAE LEE。一方、火の玉娘ことPYRISSは炎の女神。体重48Kgという設定だが、果たして?
最も危険な女だけの闘い ミステリアス・ニンジャ・ウーマンのハイキックが、銀河の婦人警官ことCRYSTALの顔面をしたたかに捉える。これは格闘じゃない、殺し合いだ!
晩秋の京都 闇の殺し屋ことLUCINDAは、SHINMAによってトーナメントに送り込まれた刺客だった。二人の「暗殺者」による情け無用の戦闘テクニックが炸裂する。
これがSHINMAだ! ゲームをクリアすると、クレジットの後にCatfight II 近日発売を謳う画面が表示される。人類が2000年を迎えてもなお、それが完成した気配はない。
らんま CD-ROMに収録されていた、背景用と思しきTGA画像。恐らく何らかの条件を満たすことで出現するボーナス・ステージだろう・・・プロの仕事である。

架空の世界観を実写取り込みで表現することの難しさ。それが近未来のサイバーパンク匂い立つ物語であれば尚更のこと、奇妙な歯がゆさを覚えずにはいられない。金髪に黒いサングラス、ミス高圧電流ことJENNIFERが、「600ギガボルトの電流をSHINMAのケツに流し込み、銀河の支配者の座を狙う」のを、一体どうすれば我々は違和感なく目にすることができるのだろうか。

ゲームのキャラクターとして採用された女性モデルたちも、これが仕事とはいえ、実社会で食い繋いでゆくことの厳しさを苦々しい気分で噛み締めていたことだろう。現場でこれ以上は有り得ないほどの安っぽいレオタードを着させられ、キックやパンチ、究極技のモーションをカメラの前で演じる。ゲームをプレイした誰しもがその姿を想像し、ぐっと込み上げてくるものを感じて寂しくなるのだ。ガイジン製格闘ゲームにおけるニンジャの絶体的存在を確認し、彼女たちの成功を祈ろう。

コンテンツ作成にあたり、以下のサイトより引用或いは抜粋をさせて頂いた。

Atlantean Intaeractive (発売元・繋がりません)
shinobi's homepage (忍者とアニメ)
StudyWorld (健全極まる学習サイト)


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