Gabriel Knight
Sierra Studios, 1993

ミステリアスな世界観、綿密に練り込まれたストーリー設定、ひと癖ある登場人物たち。オカルト・サスペンスの佳作として、海外では絶大な人気を誇るアドベンチャーシリーズ。Sierraの女性ゲームライター、Jane Jensen氏の出世作としても有名。ゲーム中、主人公の助手役として登場し、重要な役割を担う日系二世の女学生グレース・ナカムラにスポットをあて、第一作 GK1-sins of the fathersと、続編にあたる GK2-The Beast within の両タイトルを用い、その比較分析を試みた。


GK1 #1 主人公のガブリエル・ナイト(左)が経営する古本屋でアルバイトを始めたグレース・ナカムラ(右)。大学院の学生とは思えないほど老け込んでいる。
GK1 #2 物語の冒頭、電話の応対に忙しむグレース・ナカムラ。花柄の野暮ったいロングスカートがぴったりだ。ガブリエル宛の電話に居留守を使っている。
GK2 #1 3年間の沈黙を破りリリースされた第二弾は、全編実写映像と写真が織り成す物語。グレース・ナカムラは相変わらずゲイブの古本屋で電話中。
GK2 #2 やや若返った感のあるグレース・ナカムラ。眼鏡を外すと別人のように・・・眉毛が濃い。バランスの悪いショートヘアが、微妙な能面づらを演出する。
GK2 #3 蛇足ながら、こちらはガブリエルの実写版。もっとも本来は彼が主人公なのだが。暑苦しさ満点の頭髪、テロリストのような顔立ちが味わい深い。

ハードボイルド匂い立つ主人公に、謎めいた知性を漂わせる東洋の女性。発想としては至極単純な、外人的パターン化思考と言えるだろう。ゲーム中は明瞭に「ナカムラ」と発音されているのに対し、スタッフロールでは一作目、二作目共にGrace Nakimuraとクレジットされているのも印象的だ。全編を通じてその味わいは深く、格調高い「大人のためのアドベンチャー」といった趣である。

続編においてグレース・ナカムラ役を演じたのは、Joanne Takahashiという日系二世の女優さんである。彼女の出演した最新作は、
Jay LenoDavid Lettermanが主演を努めるHBOのオリジナル映画 The Late Shift のウエイトレス役らしいのだが、どうも現地のローカルな作品らしく詳細は不明。なんとなく、「ごく普通のB級映画の端役なんだろうな」 という気はするのだが・・・。

コンテンツ作成にあたり、以下のサイトより引用或いは抜粋をさせて頂いた。

Sierra Studios (開発元)
The Gabriel Knight in Japan (我が愛しのゲイブ・お勧め)
E! Online (海外映画・TV番組のセルビデオ)


BACK