Grand Touring
Empire Interactive / Elite Systems, 1998

透過処理を施されたガラス面、鋼鉄のボディを艶やかに彩る環境マッピング、シミュレーション寄りの味気なくリアルな操作性など、その雰囲気がプレイステーションの人気タイトル”グランツーリスモ”に酷似した3Dレーシングの凡作。意図的にそうしたのではないか?と邪推したくなるほど似通ったネーミングだが、作り込みは元祖を遥かに下回る出来。今回は特別企画 「ハタチだ!ソンヨーだ!ソビーだ !? 日本企業の変造ロゴ特集!」 をテーマに、ほか5タイトルと併せてご覧頂きたい。


ハタチ まずは表題のGrand Touringから HATACHI を捉えた一枚。ネタになりそうな日本表現はこれしかないという、なんとも中途半端なゲームである。
ソンヨー ロンドンの郊外から中心部に至る街並みを再現したアーケード志向のレースゲーム M25 Racers では、SONYOなど3種類の変造ロゴを確認できる。
ノダア Suzuki's RM250 Motocrossより、HONDAの文字列組み替え。1989年にリリースされた素朴な味わいのバイクレーシング。KAWASAKIの変造ロゴも。
ソビー 既に告発済みのSHOGOから、あまりにも地味ということで掲載を見送ったSOBYをリサイクル。以下、同様の理由で闇に埋もれかけた看板群の饗宴。
マクミ DAIKATANAよりマックミシマ。西暦2455年には日本企業がマクドナルドを買収しているらしい。語呂合わせにすらなっていない不自然さが物すごい。
チツビシ 締め括りはShadow Worriorの TITSUBISHI 。チツビシのテクノロジー、チテ。三つの膣で”膣菱”。たまにはこうして無駄に卑猥なことも書いてみたい。

有名企業の一文字を組み替えて”オリジナル”の看板に仕立て上げる。ゲームに限らず映画や漫画などでも広く使われているお馴染の手法だが、上掲のスナップ以外には Mortorhead に富士フィルムやパナソニックの亜流が確認されている程度で、その実数は思いのほか少ない。見慣れた日本企業の看板には、エキゾチックな東洋の魅力など微塵もないということだろうか。

特に何も加工せずそのままの形で流用するか(この場合は実際にスポンサーであることも)、さもなければ空想力、妄想力に長けたガイジンさんのこと、プロトタイプ化された日本の先進企業を勝手に作り上げてしまうことのほうが多いようである。SHOGO の Shogo Industries、DAIKATANA のミシマ財閥、Shadow Worrior の Zilla enterprises(神) などは、その好例と言えるだろう。

コンテンツ作成にあたり、以下のサイトより引用或いは抜粋をさせて頂いた。

Empire Interactive (Grand Touring 発売元)
Elite Systems (Grand Touring 開発元)
Davilex (M25 Racers 開発元)
Activision (Suzuki's RM250 Motocross 発売元)
Dynamix (Suzuki's RM250 Motocross 開発元)


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