Harley-Davidson
Race Around the World
Infogrames / Nitro Games, 2001

ドッドッドッドッドッドッドッドッド(←紛れもないあのV-Twinターボのいかした轟き)が、フランスの小粋な街角に、燃えさかるハワイの活火山に、オーストラリアの荒野に、中世の面影を残すドイツの町並みに、霧がかったイギリスのど田舎に、そして日本の城下町に…大海原を重低音に揺さぶって、熱い熱い熱い鼓動が三たび戻って来た!世界各国から集結したハーレーライダーによる地球最速チャンピオン頂上決戦!その栄冠を手にするのはアンドリューかハンスかそれとも山本か!


日光江戸村 Japanと銘打たれたコースの道端、質素な佇まいの木造家屋がぽつぽつと点在している。爆音を轟かせ走り抜ける迷惑バイカーに耐え忍ぶ住民達。
鳥居の向こうに明日が見える 特異な形状とエキゾチックな朱色が、ガイジンさんの脳味噌を刺激する 「日本?まずは変な赤いゲートみたいなやつと…それから赤くて高い塔だ」
山本さん 日本からはSato Yamamotoと称する浅黒ナイスガイがエントリー。漆黒のスーツに日の丸の刺繍を背負って、XL 1200S Sportsterが唸りを上げる。
Tokyo Fish co., ltd. 屈託のない明るい農村の景色は一転、突如として薄暗い工業地帯に取って代わる。Tokyo Fish の名前から推すに魚介類の加工業者のイメージか。
城の杜 富士山、鳥居、五重塔に、お城も加わって箱庭日本のマストアイテムが勢揃い。異国情緒でいっぱいいっぱいのフィールドに、ハンスもゴキゲンだ。

Race Across America、Wheels of Freedom に続くハーレーダビットソンお手軽レーシング第三弾。アメリカだけではコースを賄い切れず、とうとう世界に羽ばたいてしまったようだ…迷惑な話である。内容構成・ゲームプレイに特筆すべき点はなく、バリュー系ソフトの王道を行く緩めの作り込み具合が微笑ましい一品。旧来のシリーズはWizardWorks(Infogrames傘下)が手掛けていたのだが、今作ではNitro Gamesと称するまた怪しい中小ディベロッパーの名前があがっている。

家紋をあしらった木造家屋の趣はそれなりに新鮮で、縁側から見遣る松の姿やそれを囲う柵の様子も悪くない。しかしだからといって同じものを10個も20個も並べられては困ってしまう。城の数も多過ぎだ。グラフィック自体は滑らかでエフェクト類も美しく水準には達しており、解像度は驚きの640x480固定だった初代H-Dに比べれば、XGA対応は夢のような話だろう。前作に同梱されていたおまけのバンダナで初夏の汗を拭いながら、今後の展開にとりあえず期待しておきたい。

コンテンツ作成にあたり、以下のサイトより引用或いは抜粋をさせて頂いた。

Infogrames (発売元)
Nitro Games (開発元・カジノに飛ばされる)
Guide to Japan (Kinboshi Media・Cartoonsが何気なく差別的)
Jeremy D. Zawodny (旅行記・写真など)


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