The Last Ninja
Activision / System 3 Software, 1988

時代はニンジャを求めていた。シリーズ3部作の総売上げは実に440万本超。Commodore 64をプラットフォームにリリースされた往年の大ヒット作は、開発元の名をヨーロッパ屈指のディベロッパーとして知らしめるに至る…秘伝の書コガから更なる忍術の奥義を授かるべく、Lin Fen島に聳え立つWhite Ninjaの聖堂へ旅立ったトガクレ・マウンテンのニンジャたち。しかしそこには、アシカガ・クランを率いる悪の将軍クニトキが待ち受けていた!驚異のニンジャ・インタラクティブ・アクション・ファンタジー、ここでは爆発的な人気に応え、DOSに移植された一作目とニ作目を併せて掲載する。


ニンジャと鳥居と大仏と 悪の将軍クニトキの罠によって、Lin Fen島へ向ったニンジャ一行は皆殺しにされてしまう。その知らせを受け、今、ひとりのニンジャが立ち上がった。
戸隠=とがくし=トガクレ(とがくれ流忍術・誤読ではない) 忍びの里トガクレ・マウンテンでブジンカン神社のお留守番をしていたニンジャ最後の生き残り、それがArmakuni。壮絶な復讐ドラマが幕を開ける。
光る眼 黒装束から覗くニンジャの鋭い眼光。仲良く楽しいニンジャ村の日々は、もう戻ってこない。仲間を失った怒りと悲しみが滲みあふれるタイトル画面。
相変わらず睨んでいる 熱狂的なファンによって更に進化する、Last Ninjaのめくるめくニンジュツ世界。Alessio Perardi 氏によるフリーゲーム、Return of the Ninjaで箸休め。
The Last Ninja 2: Back With a Vengeance クニトキを葬り去ったArmakuni、新生ニンジャ・マスター。彼はエリートのサムライたちを門下生として迎え、ニンジュツ復興へと動き始めるのだが。
ジャグラー殺法? 弟子と忍法の練習中、Armakuni は不思議な光とともに姿を消す(唐突)。その光が薄れ、まどろみから醒めた彼はなんとニューヨークにいた(唐突)。
ニンジャ in ニューヨーク 悪の将軍クニトキの禍々しい妖気が立ち込めるセントラルパークでは、大道芸人や屋外ステージ楽屋裏のおじちゃんまでもが彼に襲い掛かってくる。

「C64ユーザならば一人として知らぬ者はいなかった。今日ですら、The Last Ninjaがゲーム業界に与えた衝撃は語り草になっている」 開発元の製作履歴にあるコメントは決して手前味噌の自画自賛ではない。International Karateメガヒットの興奮覚めやらぬうち、彼らはニンジャで第2の成功をものにした。クォータービューを取り入れたダイナミックなレベル構成、アクション・アドベンチャーにパズル要素を盛り込んだゲームプレイの妙、思わず息を呑む緻密なグラフィック(当時)。

日進月歩の技術革新、圧倒的に幅広くなった選択肢…現状から振り返れば、まるで冗談のような拙さばかり目立ってしまう。だが、往時の世相を考慮に入れてもなお、そのあまりにも高い評価は理解し難く過剰なものに思われた。一体なにがこの大ヒットを支えていたのか?答えは簡単だ。ニンジャパワーである。確かに、
従前のニンジャゲームに比して一線を画した出来に仕上がっているのは事実だが、到底理屈だけでは説明し切れない、ニンジャパワーの神秘がそこにはある。

彼らがまだニンジャへ素直な憧れを持っていた頃、一作目はあくまでもニンジャと、ニンジャを取り巻く環境との調和を図っていた。ところが1989年にリリースされた続編は、”9世紀の日本で修行中のニンジャが、現代のニューヨークにすっ飛ぶ”という出し抜けストーリーに代表されるような、ニンジャ分裂症 (80年代後期、ネタとして飽きられ始めたニンジャの扱いに異変が起こる症状) が早くも見て取れる。2001年末?発売予定の
第四弾については、その動向を注意深く見守りたい。

コンテンツ作成にあたり、以下のサイトより引用或いは抜粋をさせて頂いた。

Activision (発売元)
Studio 3 Interactive (開発元)
Last Ninja Archives (Last Ninja関連)
長野県ネット (チビッ子忍者村など)
Beringar Official Homepage (Alessio氏のサイト)


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