MotorHead
Gremlin Interactive / Digital Illusions, 1998

小気味良いリズムが淡々と繰り返されるテクノサウンドをBGMに、超合金を思わせるメタリックカラーに彩られたスーパーカーが、”ありふれた近未来”の情景を駆け抜けるアクションレーシングの秀作(文中死語多数)。滑らかな操作性がもたらす疾走感、繊細かつ大胆な光源処理の美しさなど、当時のものとしては抜きん出ていたその完成度の高さから、多くの支持を得た作品。残念ながら一部レベルデザインに、どうにも中途半端でやるせない日本表現が存在する。君は青女を見たか?


青い女 入り乱れるタイヤ痕と薙ぎ倒されたコーンの向こうには青女。ゲゲゲの鬼太郎風に言えば「幻覚屋敷の妖怪青女」。そして隣の看板は芸者フェイク。
Fiji Film 富士写真フィルム(株)さわやか南国風味。当該タイトルは後日公開されたアップデートパッチにより、True Color(32bit)への対応を実現している。
混沌のパナヒタチ 松下(パナソニック)と日立が合併、家電業界を世界的に支配する→米国が間髪入れず独占禁止法を叫び出す。不況による吸収・合併の行き付く先。
孤高の忍者 禁断の秘技。NAME: AVENGER/TEAM: ZX でゲームを始めよう。すると画面右下、トラック表示上のプレイヤー・カーマークが忍者となるのだ(?)

正直なところ、何とも中途半端で突っ込みようのない作品である。黒ではないが必ずしも白とは断言できない、グレーゾーンに位置する表現レベルに留まっている。稚気にあふれた忍者への固執が微笑ましく、また同時に哀しくもあるが、これがまさしくガイジンさんの発想というものなのだろう・・・と思われたが、どうも AVENGER は英国で放送されていたスパイ物の人気TVドラマシリーズらしく、ニンジャとは別の、何か違った意味が含まれている可能性はあるようだ。

インパクトには欠けるが、パッケージ裏面「青女」のスナップショットを芸者と勘違いしたことが直接的な購入動機になっているため、もはや後に引くことはできない。FIJI FILM と PANAHITCHI に辛うじて救われ危ない橋を渡り切った格好だが、こういうことも、たまにはある。日本企業のロゴに関しては
Grand Touringを併せてご覧頂くと、その流れが分かり易いだろう。

コンテンツ作成にあたり、以下のサイトより引用或いは抜粋をさせて頂いた。

Gremlin Interactive (発売元)
Digital Illusions (開発元)
Geisya Internet (ゲイシャインターネット)
FUJIFILM (富士写真フィルム)


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