Ninja Rabbits
Microvalue Software, 1991

ついにウサギもニンジャになった。突拍子もなくプレイヤーに提示される、あまりにも独創的な世界観。キミは否応なくカラテ・ファイター”Usagi Yojimbo”となり、あんまり気乗りはしないだろうが、とにかくひたすら、アリクイやドブネズミ、パンダと殺し合わなければならない。ほのぼのとしたアニメ調のグラフィックに、真っ赤な血飛沫が印象的なアニマル・バイオレンス・横スクロール・ニンジャ・アクション。1993年に続編としてリリースされた、International Ninja Rabbitsと併せてのご案内。


クスリの切れたシャブ中うさぎ ニンジャとウサギ。それぞれ馴染み深いふたつの人気キャラクターをひとつにしたら、こうなったようだ。彼らがそれでいいのなら、特に何も言うまい。
芝の動物たち そのバトル・フィールドは、特にこれといった理由もなくゴルフ場だ!次々と襲い来る赤帯のアニマル・カラテカ。無数の疑問が去来するフェアウェイ。
国際忍者兎 続編のバトル・フィールドは、特にこれといった理由もなく世界3ヶ国へ!中国、ニューヨーク、イタリアを舞台に、いま再び忍者兎の冒険が始まる!
中国にて 陰陽のシンボルに、漢字(をイメージしたであろうと思しき文字列)、そしてパンダ、純アジア風農民。天気雨降り止まぬ中国で展開する、壮絶な闘い。
イタリアにて イタリアのちょっと小粋な街並みで、ウサギとサッカー選手が一騎打ち。おしゃれなカフェーのその前で、石畳に鮮血が滲む狂気あふれたアクション。
再び中国にて 雪に埋もれた極寒のニューヨークを生き抜いたウサギが見たもの、それはまた中国から始まる無限ループのレベル構成。終わらない忍者の悪夢。

我が国においてもそれほど違和感なく、そこそこ面白いというのですんなり受け入れられてしまった「思春期の突然変異した亀の忍者」。4匹の実にグロテスクな造型の忍者亀が、悪いやつらを懲らしめるアメリカン・コミックの人気タイトル、Teenage Mutant Ninja Turtles。1983年生まれのメジャータイトルに、忍者兎がその影響を受けなかったと考えるほうがむしろ不自然だろう。要するに体のいいパクリである。ともあれ、TMNTに関しての詳細は、後の更新に譲ることとしたい。

注目すべきは忍者=中国という、ガイジンさんの頭にこびり付いた謎の方程式である。最も著名なミステイクとしては、後年の
Shadow Warriorにその要素が凝縮されているが、恐らくは1980年代のニンジャブームに乗って制作された香港映画・ハリウッド映画の多くが、その主役として中国人を起用したことに端を発しているのだろう。「漢字と仏像と忍者で満たされたエキゾチックな東洋の世界」・・・中国文化と日本文化混同の原点は、この辺りにあるのかも知れない。

コンテンツ作成にあたり、以下のサイトより引用或いは抜粋をさせて頂いた。

Flair Software (開発元・旧社名Microvalue)
-黒イルカ屋- (カートゥーン系)
PandaInstitute (パンダ研究所)
Mutant Marvels (TMNT専門サイト)


BACK