Pro Beach Soccer
Wanadoo Edition / PAM Development, 2003

脳天を焦がす真っ赤な太陽、見渡す限りの青い海、熱くうねる白い砂浜。夏真っ盛り、ブラジル生まれのエキサイティング・スポーツが、薄暗くて湿っぽくて、ゴミの散らかり方だけは海辺にそっくりなキミのパソコン部屋にやってくる! 国際ビーチサッカー連盟(BSWW)監修のもと、開発者の頭がおかしくなるまでモーションキャプチャーを続けた最高のリアリズムの追求。マルセイユ、リオ、バンコク、そしてベニス。クソ暑い世界の砂浜で、色とりどりのビーチサッカー野郎どもが繰り広げる華麗な足さばきに観客の興奮は爆発寸前、アジアの星 JAP を操ってトーナメントの頂点を目指せ!


得点後のパフォーマンスも充実 あまりにも分かり易い日本チーム。登場する全28ヶ国中、こんなユニフォームは日本だけ。シュートを決めた Miyakawa さんも浮かない表情である。
チーム選択画面 略称と捉えるか、蔑称と捉えるか。Chaserのような文脈ならとにかく、ゲームの内容を鑑みれば明らかに前者だが…そう思わない人間もいるだろう。
まあそれは置いといてですね 審判に対し冷静に抗議するSutoさん。せわしなく動く豊富なキャラクターアニメーションは目を楽しませてくれるが、常に無表情のため違和感も凄い。
ゴール前 日韓戦。ライン際をまったりドリブルしているとCPUが必ず蹴り出してくれるので、そこからスローインなりコーナーキックなりに合わせれば楽勝である。
いやいやいや、そういうことじゃなくってですね Kobara と名付けられた禿げ頭。日本チームのメンバーの容貌、特に髪型はTokyo Shock Boysが下敷きになっているのでは…という気もするのだが。
柄の悪い感じが 観客席に鳥居が聳えるバンコクの競技場。居並ぶJAPは総勢5人。奥手のバンダナはTahara、キーパーにはFujigayaという名前が割り振られている。

スポーツゲームに登場する選手の造型は、日本人に限らず各国間の相互流用が激しい。特定の種目で有名選手がいればそれに似せることはあるが、大抵はユニフォームと肌の色違いでお茶を濁し、表示される名前が変わっているだけ、というのが普通である。アジア圏を例に取れば日本と韓国と中国あたりはまず区別されず、みんな同じ容貌をしていて当たり前の世界だ。そんな状況下、当該タイトルのキャラクターバリエーションは相当に健闘しており好感度は高い。Kobaraさんみたいな人がビーチサッカーの一線にいるかどうかは別として、その描き分けに努力の跡が窺える。

サイトのタイトルにそれを使ってしまっている人間が、いちいちJAPという単語に反応するのも阿呆らしい話だ。しかしこのゲーム、わざわざ日系人社会や差別用語のソムリエたる市民の皆さんの琴線に触れかねない表現を盛り込む必要性が全くないだけに、少々違和感がある。国際的なスポーツの舞台では JPN という”公式表示”を見慣れているせいか、蔑称云々以前に落ち着かない感じがするのだ。演出としてここは JPN を使った方がより自然だろう。恐らく、製作者は何の考えもなく JAP と打ち込んだ。こういった無意識は確実に増加している。10年後、20年後はどうだろうか?

コンテンツ作成にあたり、以下のサイトより引用或いは抜粋をさせて頂いた。

Wanadoo Edition (発売元)
PAM Development (開発元)
Beach Soccer WorldWide (ト)
Giappone Mania (イタリアから日本まで)


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