PowerMonster
ID Software, 2000

裁判が怖くてAdobeのフォトショップを3ドルで売れるか!今日も大陸のどこかで秘みつのプレス工場はラベルのないCDを作り続ける。焼いて焼いて焼き尽くすコピー文化、いつしかそれは人気商品に酷似した”全く別のオリジナル作品”を自らの手で生み出す土壌を形成するに至った。幻の著作権・パチモン爆誕。決して商機を逃さず、流行りものに食らいついたら吸い尽くすまで離さない、アジアン・パワーの脅威。ポケモンに良く似た韓国産ゲーム2作品に、豪気なパクリ精神を学ぼう。


PowerMonster #01 PowerMonsterは全方向スクロールの2Dアクション。愛らしさ満点の黄色い小動物が君に手を振っている。ちょこんと生えた頭のツノが任天堂殺し。
Little Monster #01 Kim's Media/Jone Communication による3Dアクション、Little Monster。雰囲気としては作りかけのMario64ポケモン版。額の3本皺が任天堂殺し。
踊るハングル文字 両作品のパッケージイラスト。Little Monster(右)はとにかく、ロゴの形状まで酷似したPowerMon(左)は、何というか、実にチャレンジブルである。
Little Monster #02 ピカチュウのしっぽに縞や斑点を入れてみる。手を加えれば加えるほど失われていく可愛さ。これがパチモンの宿命だ。一つ目のテディベアが怖い。
PowerMonster #02 「ぐはぁっ」 「うぎぁあぁあーっ」 敵をやっつけるたびにリアルなサンプリングの悲鳴が。子ども向けのソフトなのに、どうしてそうゆう怖いことするの?

今や、世界に羽ばたく日本文化の一翼を担うまでに成長したぼくらのポケモン。「ただ面白いからやってるんだ」 海の向こうにいる少年少女たちにその感覚は希薄かもしれないが、現状はまさしく国内のアニメ産業に理想的な展開を見せている。アニメ番組を放映し、ゲームを発売して、雑誌に連載を持ち、関連商品を売り捌く…実においしいマルチメディア戦略が悉く成果をあげているのだ。従来の、どちらかと言えばマニアックな和製アニメの流行とは明らかに一線を画している。

加熱する一方のブームに恐れをなしたのか、「ディズニーの危機」 「キャラクター産業アメリカの黄昏」 「ネズミの文化侵略」 そんな悲痛な叫び声さえあがる欧米諸国に対し、アジア大陸の商人たちは実にしたたかだった。たまごっちもどきの量産、ファミコン時代のX in 1カートリッジ、世界的な非難を浴びてもなお存続する
違法コピー市場…彼らの旺盛なパクリ精神は常に猛威を振るい、全てを呑み込んでうねり続ける。いずれは避けられない、政府の強権発動を迎えるその日まで…。

コンテンツ作成にあたり、以下のサイトより引用或いは抜粋をさせて頂いた。

メッセカオス館 (購入元)
Japanese JoongAngIlbo (韓国・中央日報)
ATRAC Ver,5.14 (地域文化論など)
BizTech (日経BP社)
ポケモンアソビズム (ピカチュウ)


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