Rollcage
Psygnosis / Attention To Detail, 1999

西暦2410年、盛夏。すべての常識を打ち破り、重力の概念さえも覆すルール無用のレーシングイベントが始まった!完全武装のカスタム・マシンを操って、フィールド内360度を縦横無尽に駆け抜けろ!もしもライバルに追い越されたら、追い付こうと焦る前にホーミング・ミサイルを使え!元祖WipeoutのPsygnosisからリリースされた、近未来アクションレーシングの新たなる潮流。世界6ヶ国からエントリーした命知らずのレーサーたち。NEOTO CITYを走る日本人ペアJet & Tetsuoの姿。


ひっくり返っても大丈夫 車高を上回る巨大なタイヤが、あらゆる傾斜角を無視して強力にグリップし、トンネルのループ、ビルの壁面までも”フェアウエイ”に変えてしまう。
示て示て 「示て示て」淡いエメラルド・グリーンの看板が怪しく光るNEOTO CITY(NEO TOKYO?)のスタート地点。赤い旭日章の下で燃え上がる炎が美しい。
アノラツ駐車場 アノラツ駐車場周辺は青を基調としたライティングが施されている。近未来の街に欠かせないカタカナの造型が、光源処理によって一段と冴え渡る。
デパート デパート。「このビルはデパートなんだ」と表現するために、それ以上の言葉はいらない。錆び付いたような焦げ付いたような質感は侘び寂びの境地。
ホソイ ホソイ。「このビルはホソイなんだ」と表現するために、それ以上の言葉はいらない。厚い雲の陰影がうねる夕焼け空も、近未来の必要最低条件だ。
GASU ガス たどたどしい「ガス」の文字。既存のカタカナ・フォントを流用するのではなく、一生懸命テクスチャーに書き込もうとした努力が感じられて微笑ましい。
Jet & Tetsuo オープニングムービーから辛うじてその姿を捉えることに成功した、Jet & Tetsuo。奥手で座禅を組む女性がTetsuo(21歳)だ。暗くて良く見えない。

往年のTetsuo姉妹を意識したであろう日本人キャラクターの名前が示す通り、Wipeoutの系譜に属する典型的な近未来アクションレーシング。アーケードライクで実に奔放な操作性、滑らかな3Dグラフィック。ゲームそのものの出来は決して悪くなく、製作者の意図する世界観を充分に楽しめる良作ではあるが、もはやマンネリ感すら漂うありがちな方向性に食傷気味との印象は拭えない。

もはや「お馴染み」「定番」「お約束」という域を越え、「必須条件」「法則」「絶対的存在」の高みにまで達しつつある「近未来+日本語看板」という流れを駄目押しで再認識させられた逸品である。

なお、Psygnosisの「お約束」、Windowsの国籍チェックも健在、日本語環境でプレイするためには
従来の二個所に加え、更にHKEY-CURRENT-USER>Control Panel>International、Localの値を411から409へ変更しなければならない。この状態で再起動をかけると”歙歙櫻”という名称の呪われたフォルダ(削除不能)が作成されてしまうが、スキャンディスクで除去可能である。

コンテンツ作成にあたり、以下のサイトより引用或いは抜粋をさせて頂いた。

Psygnosis (発売元)
Attention To Detail (開発元)
Voodoo Japan (HTMLは健在)
-bahyahya- (グラフィック・フォント)


BACK