James Clavell's Shogun
Infocom, 1988

海外では「東洋通」として知られる往年の人気作家、James Clavell による恋愛大河小説「将軍」をベースにした、古き良き時代のテキストアドベンチャー。嵐に舵を取られたオランダの貿易船が、極東の島国へ漂着する場面から物語は始まる。舞台となるのは17世紀の日本。イギリス人船員であるJohn Blackthorneが、封建的な鎖国文化、ISHIDOとTORANAGA の権力争い、通訳 MARIKOへの恋愛感情を通じ、”サムライ”として目覚めてゆく過程を余す所なく描き切ってしまった異色作。


タイトル画面 微妙なバランス崩れが素朴な味わいを醸し出す「将軍」。少なくともテクノ系片仮名フォントで”ショーグン”とやられるよりは、ずっと好感が持てる。
トダ マリコ 「こんなに小柄な女性は初めてだ (中略) ベッドのなかで、もみくちゃに押し砕いてしまいそうだ」。これがジョンによる、MARIKOの第一印象である。
障子カルチャーショック ここはMURA'S HOUSE。「紙切れと薄い板からできたドアなど、イギリスでは見たこともない。この辺に泥棒はいないのか?」と驚きを隠せないジョン。
18禁 JOURNEY TO YEDO、サンダル脱いで、ソックス脱いで、キモノ脱いで、お色気たっぷりの混浴シーンより。HEY MARIKO, WASH ME!WASH ME!
切腹寸前 Seppukuと題されたワンシーン。HELP MARIKO!すかさず止めに入る我らがジョン。介錯人がしてくれるので、首は自分で切らなくてもいいのでは?
小麦粉みたいな爆風 だがMARIKOは、「この恥ずべき争いに自らの死を持って抗議」すべく、結局爆死してしまうのである。純潔であることを貫いた美しい日本女性の姿。

「薄汚れた船内を生々しく表現した生理的嫌悪感を誘う単語群、そして頻繁に遭遇する暴力的な描写・殺人シーン、極めつきは女性の裸体の挿絵と共に展開する入浴場面」。Zorkシリーズでお馴染みのInfocomからリリースされた、数多くのテキストアドベンチャーゲームのなかにあって、その内容は特に挑戦的な仕上がりとなっている…海外サイトでは当時を振り返ってこんなレビューも見受けられる。パッケージに”警告シール”が貼られた、同社による唯一の作品でもあるという。

原作は
映画化、テレビドラマ化も果たすなど、海外では非常に人気の高い作品である。閉ざされた島国へ漂着した同胞が、その特殊状況下でミステリアスな異国人とのラブ・ストーリーを演じるというあたり、いかにもガイジンさんの好みそうな設定だ。ストレンジャー・ザン・ジャパニーズに詳しいが、映画版ではTORANAGA(徳川家康)役を三船敏郎が、通訳のMARIKO役を島田陽子が演じたらしい。キャストにはフランキー堺(Yabe役)の名前も見える。確かに豪華な面子だが…。

コンテンツ作成にあたり、以下のサイトより引用或いは抜粋をさせて頂いた。

Infocom (現在はActivision社に吸収された、かつての開発元のファンサイト)
E! Online (海外映画・テレビ番組)
言語学のお散歩 (充実のテキスト群)
Mariko Communications (マリコ・ドット・コム)
The Aikido FAQ (合気道先生インデックス)


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