Test Drive Off-Road 3
Infogrames Entertainment / Accolade Studios, 1999

京都、東京の街並みを美しく再現したことで注目されるTest Driveシリーズの派生商品。既に第6弾までリリースされている本編の公道レーシングから一転、舞台となるのは泥と砂にまみれたダートコース。車の細かい動作や挙動を完全無視したアーケード志向のお手軽感は健在、四輪駆動のオフロードカーで道なき道を適当な感じで走破していく。無茶苦茶と表現するに相応しい操作性の破綻ぶりに、海外メディアは「最悪」の太鼓判を押した。霊峰富士の山頂はエンジン音に震える。


富士の高嶺に コース選択画面。登頂部を雪化粧で覆った、マウント・フジ。背景として登場する機会は多いが、実際に山自体がプレイフィールドになるのは珍しい。
赤と青と、あと白のハーモニー スタート地点に鳥居。山頂にある浅間神社をイメージしたのだろうか。抜けるような青空を薄雲がゆったり流れていく様が雄大な富士山の趣を伝える。
夜を走る 濃紺と青紫のグラデーションが織り成す深夜の富士山頂。ヘッドライトに浮かぶ淡白な山の風景。硝子面未透過、セルロイドのような質感のジープだ。

Test Drive Off-Road 3 に富士山が登場する。そんな情報をキャッチした筆者はただちに秋葉原へ急行し当該タイトルを緊急購入したのだが、蓋をあけてみると恐ろしく地味な内容であった。過剰な期待には常に冷静な現実が待っていて、バカと書いた紙切れを投げて寄越す。ジープと山に対して、それ以上の何かを求めるべきではない。 公開の是非について検討を重ねた結果、「日本観の落穂拾い」 というJitBのスローガンに立ち返り、とりあえずの掲載とした。

雪と岩と地面のみで構成されたレベルデザインは忠実に”山”なのであり、それ以上のコメントは差し控えるが、チートコードに関して少し言及しておきたい。エントリー画面でプレイヤーネームを YOKOZUNA と入力すると、敵車を豪快に蹴散らす SUMO MODE (少なくとも彼らはそう呼んでいるし、多分それを使う我々にもその呼称を強いるであろう) プレイが可能になる。海の向こうの大不評に負けず、日本語・廉価版も発売された今、本場で SUMO MODE に興じるのも悪くない。

コンテンツ作成にあたり、以下のサイトより引用或いは抜粋をさせて頂いた。

Infogrames Entertainment (発売元・Accolade社を吸収)
Accolade Studios (開発元・Infogramesに飛ぶ)
Fujigoko Cyber City (富士五湖地域最新情報)


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