Tony Hawk's
Pro Skater 3
Activision / Gearbox Software, 2002

二回転半で神様になった男、伝説のプロボーダー、回って廻って900°アメリカを中心にスケーター諸兄にはカリスマ的な人気を誇る名選手、トニー・ホークの名を冠したスケートボードアクション。数え切れないほどのコンペで優勝の栄冠に輝き、米国最大のスポーツ専門チャンネル ESPN 主催のX Gamesでは金メダル6個を獲得。前人未到のベストトリックを決め尽くした彼が三たびゲームになった!世界各国に設けられた全10ステージ、TOKYOと題されたスケートパーク。そこではどんなにクールなトリックを成功させても、狂い咲き乱れる日本語看板のトリックには到底及ばないだろう。


朝ブガーしよう 変性プリオンに育まれた100%狂牛ビーフパティ、こってり動物性油脂でどろっと揚げた遺伝子組換えポテト。ブガーバガーは、素材にこだわります。
おならばな・ネバーソフト・ハピー マソキー 夜のTOKYOを彩るネオンサイン、その絶妙でスタイリッシュなテクニックに酔いしれる。アヅアタイム4時20分、時計はSEIKO…ではなくMARIKO社製。
もなんよう 華麗な日本語トリックの連続、瞬時も見逃せない展開。背丈の2倍ほどはあるようなクォーターを蹴り軽々宙を舞うトニー。もなんようは静かに光る。
ビッググリーン ビッググリーン。看板に偽りなし、確かにビッグでグリーンだ。何か問題があるだろうか?提灯に市とだけ書いてみよう。何か問題があるだろうか?
Special Move!! Judo Madonna!! 文法を無視したアウトローなスタイルは見るものを驚愕させ、日本語は佳境に突入する。壮絶バトルを最後に制するのは果汁かそれともかうびすか!
電光掲示板のニュース? ついに新幹線表現が500系へ移行。従来は初期型0系を扱った作品が全てであった。現実世界でもゲームの世界でも、世代交代は進んでいく…。
門=ゲートウェイ 風景写真から実在の看板を適当に貼ってしまえばいいものを…。一部スポンサー企業による本物の広告も入るため、自作するしかなかったのだろう。
グラサンのもみあげ bouの発音から日本語辞書でも引いてきたのだろうか。なんという中途半端な努力!報われない頑張り!余りにも早過ぎるガイジンさんの限界点。

もなんよう、ビッググリーン、そして光速新幹線(のぞみ)。どの看板も過激な輸入ゲームで最もデンジャラスかつクレージーといわれる日本語スタントゲームがついにやって来た!アメリカ人の日本語力がここに集結、世界屈指のトップパブリッシャーが見せる言葉のトリックに誰もが失禁すること間違いなし!日本では絶対に見られないガイジンさんならではの狂気に彩られた640MB。この最高にエキサイティングかつクールでドライな妙味が満載された映像を絶対に見逃すな!

アップル社が
最高にイカしたかっこよさと、最高にイカしてない言辞で称えてしまうほどのスーパースケーター。彼のオーナー企業 Birdhouse Projects社からリリースされている人気のボードデザインは 「日本のアニメからヒントを得た」 とのことで、我が国との因縁浅からぬものを感じてしまう。ボード片手に踊り出たTOKYOの街並みはまさしく壊れた日本語のメリーゴーランド。とても正気とは思えないような無茶苦茶な表現がぎっしり詰まって溢れ出している。

すり鉢状のバンクをスケボー用語で”ボウル”と呼ぶが、作中ではこれをどういうわけか Donburi と表現しており、2つのボウル間をジャンプで飛び越えると Donburi to Donburi ということでトリックポイントが入る。日本語が海外で一般名詞化すること自体は珍しくなく、或いは Donburi もその類かと思われたが…Web上にも情報が乏しく、それがポピュラーな呼称であると確認することは出来なかった。振り返れば、
BLOOD II において「吉野家の海外店舗では牛丼をビーフ・ボウルと訳す」 事実が判明しており、ボウル=ドンブリという表現は至極妥当なもののようではある。

コンテンツ作成にあたり、以下のサイトより引用或いは抜粋をさせて頂いた。

Activision (発売元)
Gearbox Software (開発元)
Tony Hawk dot com (オフィシャルサイト)
TDK CORE (CD・ビデオなど)
Collon Web (造形王と電車など)
Apple Computer (ドーピング疑惑)


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