Toon Car
Akaei Plc / Revistronic, 2001

インド人が唸りメキシカンが吼え、エスキモーは絶叫しスモウ・レスラー(Higashi Tarumbaさん)が発狂する!ステレオタイプで塗り固められた世界のキャラクター、チキチキマシン猛レースライクなカートゥーン調。行き交うミサイル降り注ぐ焼夷弾、後方にそっと吐き出す対人地雷。吹っ飛ばしすっ飛ばされ、追いつ追われつノンストップで加速し続ける急展開が底抜けに楽しげな、アクション・カートレーシングの良作。過去累々たるSumoとKartの黄金律を見事に継承してしまった純正統派。


パノラマビュー 世界8ヶ国を舞台にしたコースはマンガチックにうねる造形と奔放なスケール感が印象的。JAPONと題されたレベルに飛び跳ねるHigashi Tarumba。
富士登山駅伝も楽勝か 史上空前のハリボテ感覚で贈る、霊峰富士の勇姿。標高約10メートル(目測)。高山植物等自然環境保護のためお車での乗り入れはご遠慮下さい。
日の丸風味 日本人レーサーHigashi の会心作、スーパーカスタムマシンSumo Car (公式Web上は Hondaki )。巨漢を呑み込む納得の居住性に思わずニッコリ。
逆光に翳る鳥居 コース上に散りばめられたオブジェクトは、お城や木製の鳥居、松の木やお城、鳥居や木製の松の木など、実に驚くほどバリエーション豊かである。
木造建築 スタート直後の陸橋は大混戦。抜いたり抜かれたりする度にぎゃあぎゃあ奇声を発するドライバーたちは、春先の狂気染みた躍動感でいっぱいだ。

彼らが何らかの目的に向かいカート・レーシングと相撲取りを結び付けようと画策しているのは明らかだ。どうにかしなければ手遅れになる。ワイプアウトやマリオカートに端を発する、アクション・レーシングの伝統的ゲームプレイ。そこには新鮮味の欠片すらなく類似作品を列挙するのはたやすい。しかしStreet Racerに登場する Sumo-San との相似性、更にSuperKartsの AKI SAN との関連性は、アイデアのパクり合いという状況から一歩抜け出し、ひとつの恐るべき可能性を提示している。

1. いずれも能天気なカート・レーシングである 2. いずれも世界各国の民族をデフォルメしたキャラクターを用意している 3. 同様に世界各国の風景をあしらったコースデザインが存在する 4. 小型車との対比を印象付けるためか、登場する日本人はスモウ・レスラー或いは肥満体の男性である …共通項を羅列してみれば要素の酷似著しく、そのコンセプトが作品の裏テーマとしてプロパガンダ的な意味合いを持つだろうことに、疑いの余地はない。点と点が、線で繋がり始めている。

コンテンツ作成にあたり、以下のサイトより引用或いは抜粋をさせて頂いた。

Akaei Plc (発売元)
Revistronic (開発元)
Home Page de Regis GARNIER (国際結婚)
KELVIN.com (工作キット製造販売)


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