------------世界は 輪ゴムで できている--------------------

ヘイコーバンド

ゴムバンド

ジーバンド

  ○ わごむの おたんじょうび

ここで歴史は、1845年のロンドンにまで遡ります。輪ゴムを初めて作ったのは、Perry and Co.というゴム製品の会社を経営していたイギリス人実業家 S.ペリーとT.ダフト。彼らがこれをE-LASTIC BANDS(伸縮自在ひも)と名付けて売り出したのが輪ゴムの起源となります。

日本には明治時代中期にお目見えしたこのE-LASTIC BANDS、第一次大戦で輸入が止まってしまい、1923年に西島広蔵が改良を加えて完成したのが、現在のいわゆる輪ゴムと呼ばれるものの元祖です。実はこの西島広蔵こそ、(株)共和の創設者。さすがに輪ゴム生産量日本一の企業は、その生い立ちからして気合いが違いますね。

輪ゴムの原料はゴムの木から採取した樹液(ラテックス)で、そのままではほとんど弾性のない樹液に、硫黄を加え加熱することによって初めて伸縮性を持つようになります。製品になった輪ゴムであれば約8倍まで伸びますが、加熱しなければ2倍にも伸びません(「家庭用品の雑学」より)。

 

輪ゴム

マンモスゴムバンド

ゴムバンド

ゴムバンド

ハイバンド

輪ゴム鉄砲

  ゴムは、硫黄を加え、熱することによって伸縮性を格段に増す。この画期的な発見は、1839年、アメリカのチャールズ・グッドイヤーによってもたらされました。彼は偶然、何かの拍子で薬品のこぼれたゴムが、睡眠中にストーブで加熱されたものを見て、この「加硫」という手法に気が付きます。

それまではレインコートや消しゴムなど、ごく限られた分野でしか使い道のなかったゴムが、これを契機に弾性素材として一気に開花し、わたしたちの暮らしに浸透していくようになりました。輪ゴムなどはまさしく、その典型例と言えるでしょう。

基本的には、硫黄とストーブさえあれば再現できる効果です。グッドイヤー(もちろん、あのタイヤ会社の人です)は、「加硫法」を特許として申請しますが、あまりに単純ですぐに真似ることのできるアイデアだったため、その技術の無断使用が絶えなかった、そんなエピソードも残っています。

○ わごむの つくりかた

「材料は東南アジア産の天然ゴム。これに充填剤を加えミキサーで練ります。次に、網で漉して小石や木片などの異物を取り除き、硫黄と促進剤を加え、ゴムの分子をつなぎ合わせて丈夫にします。これを押し出し機から出すと、スパゲティのようなゴムの固まりができます」

「この時点のゴムには弾力性がなく、引っ張るとすぐに切れるので、熱を加えて弾性を加え、切断機で一定の幅に切って輪ゴムの形になります。最後に洗浄して、切れにくくするために薬品を塗れば完成です」 (「はにまる堂本店」より) オーバンドの製造元に直接問い合わせたというこの説明では、なぜ中空の輪に仕上がるのかが判然としません。或いはスパゲティと言うより、マカロニのような形で押し出しているのでしょうか。

輪ゴムには用途に応じて様々なサイズが存在します。もっとも一般的な大きさは内径38mm×幅1.1mm×厚さ1.1mmの寸法で、これがJIS規格で定められた標準サイズ、No.16 にあたります。家庭用に市販されているものは耐熱性や耐油性、耐候性があまり強くなく (抛っておくと、切れやすくなりますよね)、これらを強化した工業用タイプも売られているとか。


  --------------------------------------------back----------