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| ゴムは、硫黄を加え、熱することによって伸縮性を格段に増す。この画期的な発見は、1839年、アメリカのチャールズ・グッドイヤーによってもたらされました。彼は偶然、何かの拍子で薬品のこぼれたゴムが、睡眠中にストーブで加熱されたものを見て、この「加硫」という手法に気が付きます。 それまではレインコートや消しゴムなど、ごく限られた分野でしか使い道のなかったゴムが、これを契機に弾性素材として一気に開花し、わたしたちの暮らしに浸透していくようになりました。輪ゴムなどはまさしく、その典型例と言えるでしょう。 基本的には、硫黄とストーブさえあれば再現できる効果です。グッドイヤー(もちろん、あのタイヤ会社の人です)は、「加硫法」を特許として申請しますが、あまりに単純ですぐに真似ることのできるアイデアだったため、その技術の無断使用が絶えなかった、そんなエピソードも残っています。 ○ わごむの つくりかた 「材料は東南アジア産の天然ゴム。これに充填剤を加えミキサーで練ります。次に、網で漉して小石や木片などの異物を取り除き、硫黄と促進剤を加え、ゴムの分子をつなぎ合わせて丈夫にします。これを押し出し機から出すと、スパゲティのようなゴムの固まりができます」 「この時点のゴムには弾力性がなく、引っ張るとすぐに切れるので、熱を加えて弾性を加え、切断機で一定の幅に切って輪ゴムの形になります。最後に洗浄して、切れにくくするために薬品を塗れば完成です」 (「はにまる堂本店」より) オーバンドの製造元に直接問い合わせたというこの説明では、なぜ中空の輪に仕上がるのかが判然としません。或いはスパゲティと言うより、マカロニのような形で押し出しているのでしょうか。 輪ゴムには用途に応じて様々なサイズが存在します。もっとも一般的な大きさは内径38mm×幅1.1mm×厚さ1.1mmの寸法で、これがJIS規格で定められた標準サイズ、No.16
にあたります。家庭用に市販されているものは耐熱性や耐油性、耐候性があまり強くなく
(抛っておくと、切れやすくなりますよね)、これらを強化した工業用タイプも売られているとか。 |
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